蝶
雨上がりの庭に、アサギマダラが優雅にヒラヒラと舞い降りてきました。
こんなときに限ってカメラが無い・・・ 雨の日は家のドライボックスの中でお留守番。
奥さんのコンデジを借りました。
撮影場所はエントランス脇のアベリア、晴れの日はマロが寝てる辺り。ロッキーの庭の南端です。
被写界深度の広さにびっくり。かなり奥までピントが合ってます。さすがに庭の端っこのクルミの木はボケてますが、それでも何となくわかります。
普段使ってるマクロレンズで撮影すると、まるで違う写真になります。
先日写したベニシジミ。
生き物を撮影する場合、たいてい目にピントを合わせます。この写真のように、開いた羽の先端はボケてしまいます。背景に至ってはボケボケで、いったい何が写っているのかサッパリわかりません。ピントの合う範囲(被写界深度)がとても狭いんです。
これがマクロレンズの「味」です。回りの状況を説明するような写真は苦手ですが、主題を強調するような写真を得意としています。逆に、水彩画のような美しいボケをメインにする撮り方もありです。
同じ場面、上から写すとこんな感じ。ただの影がクレバスの様に、深く落ち込んで写ります。
花の中心部に止まってミツを吸うツマグロヒョウモン。
背景は用水路ですが真っ黒。晴天の日中に撮影したとは思えない。
夜の闇に、街頭の明かりに浮かび上がったモスラみたい。
このように、非日常的な写真に仕上がるのも魅力の一つです。
同じマクロレンズを使った写真ですが 、望遠レンズとしても使えます。遠くから写すとそれなりの被写界深度を得られます。
写真はメジロがツッツイた柿を吸うキタテハです。前方には“ガイザ”カメムシの姿。
同じ柿の木にコムラサキ。柿の実を吸わずに葉っぱの軸辺りをチュウチュウ。いったい何を吸ってるんでしょうか?
マクロレンズの説明が脱線して、単に蝶の写真の発表会になってしまいました。
ついでにもう一丁、
外テーブルで日向ぼっこ中のコミスジ。
ここはマロの日向ぼっこ場所です。
同じ白黒、考えることが同じなんでしょうか?
そんなわけないか。
ちなみにこの写真はコンデジの広角側(焦点距離5mm f2.7)、おそらく開放で撮影したと思われます(奥さん撮)。手前の芝生から奥のまくら木まで、広い範囲にピントが合ってます。
コンデジの被写界深度は恐るべし。
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コメント
チョウの種類もすごいですね。幼虫もみつかりますか?
今の仕事の理科の本にあればいいなという写真ばかりです。
この仕事ですが、出版社の意図が私たちまで届かないので、もう努力にも限界があります。もう知らんわい!って、たまに放っぽって遊んでますよ(笑)。
ところで、コーヒーを送った旭川の人が、その香りに感激していました。奥さんも大好きだそうなので、いずれは詳しい感想を書いて来られると思います。その人には富良野のジャガイモ3種類を送ってもらったのですが、うまいですね〜。ロッキーさんちでも食べた、美味しいジャガイモの種類だと思います。
投稿: えむえむ | 2010年10月10日 (日) 13時22分
えむえむ様
今月の前半はいろいろ大変でした。
で、コメント公開も2週後のありさま。ご迷惑おかけしました。
ぼちぼち正常にもどりつつあります。
投稿: ロッキー | 2010年10月18日 (月) 00時05分