写真講座 第四回 オートフォーカス(AF)その2
動き物にピントを合わす。とりあえずこの写真を。
動くマロを撮影。ピンク色の部分、マロの後ろの部分にピント合ってます。
向かって来るマロに、ピピッとピントを合わせてシャッターを切りました。
ピントを合わせてからシャッターを切るまでの間にマロは前に来ます。しかしピントは最初に合わせた場所でロックされてますので、前に進んだマロは、当然ピンボケ。
これは、AF方式がS-AFに設定されてるからです。
S-AFは、ピントの精度が一番良く、一般撮影に最も適しています。
ただ、動くもの撮影には向きません。
動くものを撮るには設定を変える必要があります。
2番目のC-AF(NikonではAFC、CanonはAIサーボ)です。
CはContinuousのC、上記のようにシャッターボタン半押しの間ピントを合わせ続けます。S-AFは、ピピッと合焦しなければシャッターボタンが押せないのに対し、このC-AFではいつでもシャッターを切る事ができます。
C-AFは連写撮影に良く使います。
シャッターボタンは押しっぱなし。前に来るマロを、カメラが確実にピントを合わせ続けてくれた結果得られた写真。
そしてもう一つ。
C-AF+TR
真っすぐ前に来る、又は遠ざかる被写体はC-AFで捕える事ができますが、予測不能な動き、上下左右の動きが加わるとC-AFでは捕えきれません。
こっちに来るマロを、センターのフォーカスポイントで捕えて連写開始。
けど、予想に反して(言うこと聞かない)突然右に進路を変えた。
道から外れて下の田んぼに。
慌ててカメラを振ったけどセンターのフォーカスポイントを外してしまった!
けど、ピンとばっちり。
フォーカスポイントが外れても、すぐに周りのフォーカスポイントでピントを合わせ続けるAF方式を使いました。
OMDを触ったことがないので、C-AF+TRがNikonの3Dトラッキングと同じかどうか解らないが、たぶん同じだと思います。
ただしピントの精度は落ちます。
精度は、S-AF>C-AF>C-AF+TR
こんな感じです。
いずれにせよ慣れが必要です。瞬時に判断して、適切なAF方式に設定できるよう練習しましょう。
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